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高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

〈9361〉

専用トイレが隣接する、高齢者にとって理想的な11帖の寝室です。当初、使い慣れたタンスを 2組置いていましたが、中に収納しているものが見えず、次第に不便になってきたとのことでした。そこでタンスを処分して、中身の見当が付く収納家具に造り換えました。どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むようになりました。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

高齢者の寝室のクローゼットです。扉を開け閉めしやすいように、ポール型の手すりを取り付けました( 2020.01.10)

2020.01.10

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

思い出の小物、大切な小物とともに、使い慣れたタンスには愛着があるとのことでした。ですが長年使い続けたことで、両開き扉や大きな引き出しは、開け閉めがしにくくなり、中身が見えないことが、次第には不便になってきたとのことでした。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

イケアのワードローブシステム、PAX(パックス)で、高齢者に使いやすい収納をコンビネーションしました。間口は、100cm幅のものを 2台並べ 200cmにしました。扉を開け閉めする際に体を前後に動かさなくて済むように、両開き扉ではなく引き違い扉にしました。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

PAX(パックス)の隣りには、大切な小物を飾るためのコレクションケース、イケアのファブリコールを並べました。思い出の小物、大切な小物を楽しく飾れ、ホコリから守りながらディスプレイできそうです。収納するものに合わせて棚の位置を調節できます。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

PAX(パックス)の上部は棚板と洋服パイプを取り付け、下部は 3段の引き出しにしました。引き違い扉はすりガラスにし、引き出しの正面パネルも透明ガラスです。引き出しを引く前に、中に何が入っているのか見当を付けられるので、いちいち覚えなくて済みます。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

引き出しにはスライドレールが付き、軽く引き出すことができます。「重さバリア」をなくします。このような小さな工夫で、ものの出し入れが億劫ではなくなります。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

普段着を扉を開けないでも、すぐに掛けられるように、左端の上部にハンガーを付けました。さて、組立て終え設置しましたが、あと仕事が「ふたつ」残っています。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

ひとつは、引き出しへのネームラベル貼りです。引き出し正面パネルは透明ガラスで、中身は見えますが、さらに文字でもわかりやすくしました。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

もうひとつは、手すりの取り付けです。引き違い扉の中心に、ポール型の手すりを取り付けました。木製の円盤型の手すりに手を掛ければ、扉の開け閉めがしやすくなります。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

住まいてさんに収納してもらいました。どこに何を収納しているのか把握できます。ものの出し入れを、ヘルパーさんにお願いしやすくなりました。

高齢者の収納は、どこに何が収納してあるか、いちいち覚えなくて済むように

このクローゼットの反対側の窓際には、ベッドがあります。中身が見え過ぎてしまうと、落ち着きのない寝室になりそうでした。ちょうどいい透け具合の、すりガラスでした。

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