icon

大滝建築事務所 ↘

カテゴリー ↘

オオタキさんの家の玄関の風景 (2)

〈9278〉

2025年1月3日早朝の我が家の玄関。土間の3足の靴は、それぞれの自己紹介の様だ。「ぬいだ靴は揃えなさい」と、私は子どもの頃は母から、今でも家内から、何度も注意されてはいるのだが・・・とはいえ家の顔たる玄関の「玄関の風景」を作る要素として、土間に並ぶ靴もまた大切なのだと言い訳をしたい。

オオタキさんの家の玄関の風景 (2)

#オオタキさんの家 #玄関の風景 #いつでも人を招くことができること #住まいは間取りが大切

2025.01.07

オオタキさんの家の玄関の風景

昨年末、バリアフリーリフォームを終え、引越し最中の住まいてさん宅を訪ねた時、ふと「玄関の風景」を思った。誰かの住まいを訪問して、玄関ドアを開けた時、玄関の空間だけでなく、無意識に靴を見ているはずだ。そして何かの情報を受け取っているんだなって。深く共感するエッセイを見つけた・・・

オオタキさんの家の玄関の風景

では、揃えられていない靴やスニーカーを玄関で見たときにがっかりするかといえば、 実はそうでもない。 たとえば、走ってきた歩幅そのままの形に脱ぎ捨てられたスニーカー。 その奥に、笑い転げている家族や仲間がいることが多く、それはそれで悪いものでもない。 つまり玄関の風景は、そこを訪れた人たちが最初に何をしたのかという行動のしるしである。 ぼくは、この玄関の風景が結構お気に入り。その理由のひとつは、 この行動をしるしを程よく大切にしている人が多いように見えるからだ。

Go Fujita さんのgofujita notes『玄関の風景』 より

オオタキさんの家の玄関の風景

深く共感した。玄関に対して特別な思いを持つ理由は、そこにもあったのだ。玄関からLDKに向かう4mの廊下を歩く時は、今見た靴を手がかりにして、先に帰っている家族はどんな 1日を過ごしたのかを、思い浮かべていることにも気づいた。そして食卓の私の定位置で食事をしながら、その答え合わせをする。

オオタキさんの家の玄関の風景

「靴を手がかりにし、先に帰っている家族はどんな 1日を過ごしたのかを思い浮かべる」ことを、久しぶりに楽しめた今年の正月は、とてもいい正月だった。

オオタキさんの家の玄関の風景

子どもだったはずがライバルとなり、そのライバルは私のはるか先を走り続けているのが嬉しかった。今年はそのライバルに近づくことを目標としたい。

カテゴリー

大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)

有限会社 大滝建築事務所 代表

携帯電話:090-3069-3425

メール:ootaki@icloud.com

@MasahiroOotaki@ji1yus

facebook.com/ootaki

instagram.com/anitydesign/

https://anity.ootaki.info/9278/