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無線家のメンテナンス工事と無線談義と

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無線家から依頼されたメンテナンス工事は、弟と出向き5時間ほどで終了した。が、無線の話は尽きない、無線談義はしばらく続いた。たくさんある無線家の悩みのひとつ「収納の悩み」の話になった。「とりわけ捨てられずきたCQ誌を、どうにかせねば」1958(S33)年4月号、なんと私が生まれる以前のCQ誌・・・

無線家のメンテナンス工事と無線談義と

#好きなことを楽しめる #無線談義

2025.01.09

無線家のメンテナンス工事と無線談義と

昔のCQ誌は厚かったと聞くが、1958(S33)年代は厚みが12mm位と薄かった。とはいえ中身はアツい。特集「受信機のHi-S化」には、「近く電波法が改正され、3.5/7Mcで電信の通信ができる第3級無線技士ができる」とあった。これは1961(S36)年に創設された、電信級アマチュア無線技士のことだろう。

無線家のメンテナンス工事と無線談義と

この特集に合わせた広告もアツい。「JARL盟員に最も多く使われる」三和CRYSTAL。3.5/7Mc送信機 TXH-1は 14,500円。「捨てる前に一度だけ読んでおこうと手にすると、結局捨てられず本棚に戻してしまう」その繰り返しだという。本棚を増設するのでなく、我々てらこやラジオで引き取ることとなった。

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またこの特集「受信機のHi-S化」には、「また大阪朝日新聞では盲人の方々もアマチュア無線が楽しめる」とあった。私も以前、視覚障害者の群馬の局と交信したことがあった。とはいえ、そのことを知ったのは交信後しばらく経ってからだった。これもまた、アマチュア無線の潜在力なのだろう。素晴らしい。

無線家のメンテナンス工事と無線談義と

無線の素晴らしさの話にもなった。間口の広さなのだと思った。自分で作ったモノで実際に交信を試みる。自分で作ったモノは無線機やアンテナだけに限らず、電源やマイク、それぞれを繋ぐ配線の一本でもいい。さて私は何を作りたいのか、自問した。私は「場」作りあげたい。小春日和の公園のような場を。

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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)

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