大きなケヤキの木の下で・・・
〈9264〉
https://anity.ootaki.info/9264/
ケヤキの既視感がやっとわかった。それもしょうがない。50年も前になる思い出なのだから。家の前の路地に優しく木陰を作ってくれた柿の木だ。木陰の中にベンチを作って置いたのは、父だったか向かいの大家さんだったかは覚えていないが、ベンチに腰掛け見上げた柿の木を、今もはっきりと思い出せる。
生きること・愛すること・地域で行動せよ
2025.02.11
入曽駅前に根付いて104年。旧入間小学校の校庭に立つケヤキを、たくさんの子どもたちは見上げてきたのだろう。駅前開発により伐採が迫る中、静観せずに立ち上がった人も、きっとその中の一人だったのだろう。「そよら入曽駅前」この春の開店を迎え、私たちはどう向かい合い、活用したらいいのだろう。
ケヤキを私たちがどの様に活用するかではなく、この問いを百八十度方向転換し、ケヤキが私たちに何を期待しているのかという視点に立ち、私たちはこの問いの前に立っているのだと考えたらどうだろうか。問われるべきなのはケヤキではなく、私たち自身なのだと。フランクルのいう「生きる意味」の様に。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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